プロテインはダイエットにオススメ
プロテインはダイエットと相性がとても良く、減量をしたい方で、主治医からプロテインの摂取を止められていなければ、非常にオススメの食材です。プロテインがダイエット向きの理由としては、低脂質でカロリーも低いA食材(ダイエット向けの食材)であることが挙げられます。
プロテインの飲み過ぎは腎臓に悪い?
プロテインの飲み過ぎが腎臓に悪影響を与える可能性がありますが、1日にプロテインを5杯以上飲む極端なケースが考えられます。信頼性の高いレビュー論文を参考にすると、1日1杯程度のプロテイン摂取による腎臓への悪影響は少ないと私たちは考えています。(主治医の先生からプロテイン摂取を止められている場合や、既に腎機能が低下している方はプロテインの摂取に注意が必要なため、事前に主治医の先生にご確認いただくことをオススメしています)また、一般的な食事がとれていれば、1日1杯程度のプロテインで十分ですので、1日2〜3杯は飲まなくても大丈夫です。
プロテインはがん再発を引き起こす?
プロテインとがんの再発を調査した研究は非常に少なく、まだ明らかになっていないことが沢山あります。ただし、がん経験者に対象を絞ると、抗がん剤や運動不足の影響などが重なり、筋肉量が少ないケースが多いです。筋肉量が低すぎると、がんの予後に悪影響があると報告されており、効率よく筋肉をつけるためには、十分なタンパク質(プロテイン)を摂ることが重要です。※筋肉をつけるためには、プロテインよりも筋トレ等の運動をおこなうことの方が効果が大きいため、まずは筋トレを優先し、筋トレの効果を更に高めるためにプロテインを活用することがオススメです。
例えば、乳がん経験者の場合、赤身肉や加工肉を過度に避けすぎて、1日のタンパク質がかなり不足しているケースもあります。推奨されるタンパク質の量は体格や運動量、血液値などによって異なりますが、日本の食事のガイドラインである食事摂取基準を見ますと、女性の場合は1日当たり50〜70g程度のタンパク質摂取は必要です。通常の食事だけではタンパク質が足りないケースもありますので、私個人的には1日に1杯程度のプロテインは多くの場合で"筋肉にポジティブな影響がある"と考えています。
どのタイミングでプロテインを飲むべき?
おすすめは運動直後、または、朝食時です。運動後30分以内のプロテイン摂取は筋肉がつきやすくなります。また、睡眠時は筋肉が分解されますので、朝食でプロテインを補給すれば、筋肉の分解を防げます。アスリートの場合はプロテインの摂取タイミングにもこだわりたいですが、一般の方の減量の場合は、プロテインのタイミングと減量効果にさほど関連はありませんので、飲みやすいタイミングで飲んでいただくことがオススメです。
プロテインはサプリメントなので効果が無い?
プロテインががんなどの疾患を改善させるというエビデンスは無く、プロテインを飲んだからといって、健康になるという訳ではありません。ただし、筋肉量を増やすという面で見ると、適切な量のプロテイン(タンパク質摂取)はしっかりと効果の実証されているサプリであり、エビデンスレベルがとても高いです。がん治療に伴って、体力や筋量が減ったと実感される方も多くいらしゃいますので、失った筋肉を取り戻すためにも筋トレとプロテイン(タンパク質摂取)を併用することで、より高い効果が期待できます。
プロテインの効果を動画で紹介
プロテインとがん再発の関連性や、オススメのプロテインについてはリオールジムのYoutube動画で詳しく解説しています。詳細はこちらをご覧ください。